AWS Solutions Architect (Associate) に合格しました
TL; DR
Online Badge
きっかけ
仕事で re:Invent 2017 に行くことになり、Certified な人びとだけが使えるラウンジ*1があると聞いたので。
勉強方法
- 公式の参考書を入手
- ちょっとやったところで、英語での勉強は効率が悪いことに気づく
- AWS が公開している「サービス別資料」というスライドから重要そうなのを50個ほど選んでひたすら読んだ
- 途中2回ほど模擬試験(オンライン)を受験
結果
こんな感じでした。
それなりにバランス良く取れているものの、もう少し底上げできると良さそう。
感想など
- 各サービスについて隅々まで知っている必要はないので、思っていたよりは楽だった
- 対象が AWS なので多少の事前知識がある
- 常識的に考えたら答えられる問題も結構あった
- 週末1回分くらいガッと勉強すればいけた
- 勉強かなり楽しかった
- 「こういうサービスがあるのかー」「これ使ってアプリケーション作ってみたいなー」的な
- 各サービスを勉強していくとアプリケーションアーキテクチャみたいなものについて自然に知れる
- 受験料の決裁を上げたら承認してもらえて圧倒的感謝 :pray:
- こういう資格試験みたいなやつ、わりと侮っていたけど全体を網羅的・俯瞰的に眺められて良い……
- Solutions Architect Professional とか Developer Associate とかにも興味が出てきた
あと、「スライドの PDF を読むために必要だからね!」という理屈で iPad Pro 10.5 inch を買ってしまったけど、後悔はしていない。
*1:通称:人権ラウンジ
middleman, CodeBuild, S3, CloudFront でいい感じにシュッとやる
モチベーション
自分が何者であるかを表明しておく場所が Web に欲しいなという気持ちがあった。
そのために osa.in.net
というドメインを取得していたが、肝心のコンテンツが一切なかったのでとりあえず仕組みをつくることにした。
要件
安くて簡単
自分が何者であるかを表明するのは大事だが、使用頻度はそれほど高くないので手間も金もかけたくない。
HTTPS
時は既に2017年なので、原始人でもないかぎり HTTPS を喋ってほしい。
自動デプロイ
いちいちデプロイするのは面倒なので勝手にデプロイされてほしい。
構成
- 静的ページをつくって S3 に置く
- 独自ドメインで HTTPS を喋らせるために CloudFront を経由させる
- 静的ページは middleman をつかって生成する
- CodeBuild を使って自動デプロイする
設定
middleman の使い方とか S3, CloudFront, Route 53 の基本的な設定なんかは Web に腐るほどあるのでここでは書かない。
ここでは少し手間取った以下の2点について書いておく。
- 自動デプロイ
- いい感じの URL
自動デプロイ
はじめは CodePipeline を使って CI/CD パイプラインを作ろうと思っていた。 しかし、CodeDeploy は S3 へのデプロイに対応していないことが発覚。 「Build とは? Deploy とは?」という気持ちを抱えつつ、CodeBuild でデプロイすることに。
やることは主に3つ。
- ビルド環境の構築
- ビルド
- デプロイ
環境構築を毎回やるのは効率が悪いんだけど、いちいち docker image を管理するのが面倒なので毎回構築している。
ビルドについては middleman の機能をそのまま使っているが、デプロイについては middleman-s3_sync を使っている。 CodeBuild の IAM Role に S3 Bucket へのパーミッションをつけてあげれば、環境変数経由でいい感じに credential を受け渡してアップロードしてくれる。
なお、CodeBuild 用の build spec ファイルはこんな感じ。
# test/buildspec.yml version: 0.2 phases: install: commands: - sudo apt-get update - sudo apt-get install -y nodejs - bundle install build: commands: - bundle exec middleman build post_build: commands: - bundle exec middleman s3_sync
これで、master に変更が入るたびに middleman によってビルドされた静的ファイルが S3 へ自動デプロイされるようになった。
CodeBuild の料金が $0.005/min で、実行に1分半くらいかかるので1円/デプロイくらいのコストがかかる。
いい感じの URL
ここで「いい感じの URL」というのは https://example.com/path/to/page
のようなものを指す。
URL の末尾を削って https://example.com/path/to
としてもページがあってアクセスできるようにしたい。
そのために拡張子を含まない URL にする必要がある。
S3 において、拡張子を含まない URL を提供することは難しくない。
S3 の Static Website Hosting では directory index が有効になっているので、/path/to/page/index.html
が存在していれば /path/to/page
でアクセスできる。
また、この形式でファイルを吐き出すオプションが middleman にあるので、それを使えばビルドも簡単にできる。
この際の注意点として、S3 の Static Website Hosting の結果を CloudFront 経由で配信する場合、CloudFront の Origin として S3 Origin を選ぶと directory index がうまく動かず Access Denied を返してしまう。 そこで、Custom Origin を選択した上で、Static Website Hosting のエンドポイントを設定してあげると動くようになる。
ただ、この状態で /path/to/page
にアクセスすると /path/to/page/
にリダイレクトされてしまう。
これは directory index がその名前の通りディレクトリを指しているために起こってしまうことで、S3 の設定などでどうにかすることはできない。
もちろん、EC2 を立てるなどすれば /path/to/page
のままアクセスすることは可能だが、EC2 は S3 の Static Website Hosting より遥かに高いし、サーバーのお世話をしたくない。
そこでダーティではあるが、以下のような JS を書くことでごまかすことにした。
document.addEventListener('DOMContentLoaded', function() { var path = window.location.pathname; if (path.match(/\/$/)) { path = path.replace(/\/$/, ''); history.replaceState(null, null, path); } });
これで、事実上 /path/to/page
でアクセスできるようになった。
おわりに
こうして作ったサイトが https://osa.in.net で動いている。
コンテンツがほとんどない、デザインが非常にアレなどの問題はあるが、今後少しずつ足していくことにする。
Ruboty で TRPG をする
Ruboty pluginを書いたので簡単に紹介しておく。
使い方
1d100
, 3d6
などの文字列を ruboty roll
に渡すと、ダイスの出目と出目の合計値が出力される。
> ruboty roll 3d6 [2, 4, 5] => 11 > ruboty roll 1d100 [41] => 41
擬似乱数の生成は SecureRandom
。
きっかけ
休日に何もやる気が起きなくて、クトゥルフ神話 TPRG のリプレイ動画を見ていたところ、無性に自分でもプレイしたくなり、「オンセをするときに Slack を使ったら便利なのでは?」という発想から、「とりあえずダイスを振るための plugin を書こう!」となった。
問題
ダイスロールする Ruboty plugin はできたけど、一緒に TRPG をやる友達がいない。
ruboty-tomodachi が必要。