ブログを書く理由とネットの海
どうも、s_osaといいます。 ECまわりで主にRailsを触ったりしています。
このブログは何度目かの新しいブログです。
ブログ名の元ネタはもちろん
ですが、このタイトルにしたのは理由があります。攻殻ネタというだけではありません。
しかし、このタイトルにした理由を書く前にブログを書かない理由について書いてみようと思います。
ブログを書かない理由
恥を晒したくない
他のブログを読んでいると、世の中にはスゴい人がたくさんいます。 そんな人たちに比べて、あなたが書けるであろうエントリはおそらく格段にしょぼいでしょう。
何も書かなければ、恥をかくことはありません。
間違っているかもしれない
前述の「恥をかきたくない」に通じるところもありますが、間違っている姿を晒したい人はあまりいないと思います。 その上、間違った内容をブログに書くと、それを読んだ人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
何も書かなければ、醜態を晒すことも迷惑をかけることもありません。
それでもブログを書く理由
何事も練習
「設計も実装も全部上手くできるようになるまでプログラムは書かない」なんていう人はいないと思いますし、そんなことを言っていたらいつになっても何かを始めることはできません。
ブログもプログラミングと同じように訓練する必要があります。
低レベルでも良い
ネガティブな書き方になりますが、あなたよりスゴい人が山ほどいる一方で、あなたよりしょぼい人もたくさんいるわけです。あるいは、単純に得意分野が異なる場合もあります。
こういった人たちに対して一流の人が丁寧に解説してあげられれば良いのでしょうが、なかなかそういうわけにもいきません。 Railsのインストールで困っている人にはターミナルのログを載せただけのエントリでも非常に役に立ちます。
あなたが躓いたことをブログに書けば、そのエントリはあなたの少し後ろを走っている人が次の一歩を踏み出す足がかりになります。
Web≠書籍
Webは書籍ではありません。
レベルが高くて確実な情報だけが欲しいなら本を読めば良いと思います。 ブログは書籍より細かい粒度で書くことができますし、公開後に修正することもできます。
書籍には書籍の、WebにはWebのメリットがあり、書籍にはできないような細かいバグへの対処をWebに公開することは十分に価値があります。
Google先生がフィルタリングしてくれる
Webには僕らのGoogle先生がいます。 Google先生は偉大かつ聡明なので、不要な情報を排除し、有用な情報を提示してくれます。
あなたが役に立たないことや間違ったことを書いた場合、それが人の目に触れる確率は相対的に低くなります。 一方、役に立つことを書けた場合は相対的に人の目に触れやすくなります。
あなたが弱小ブロガーである限り、情報の価値や間違いについて過剰に気にする必要はありません。
「ネットの海」とは
ここまで、主語は意図的に「あなた」で書いてきましたが、すべて自分に言い聞かせてきたことです。
自分の頭の中にしか存在しないものは誰にも伝わらず誰の役にも立ちませんが、ネットにある情報はGoogleをはじめとして様々な手段で共有・拡散されていきます。 また、何の役に立つのかわからない情報でさえも、広いネットの海のどこかにそれを必要としている人がきっといます。
「ネットの海は有用な情報を波に乗せて拡散し、無用な情報は海底に沈める」
このネットの海の自浄作用が存在するのであれば、弱小ブロガーは無責任かつ散発的に情報を垂れ流せば良いと思います。 ある浜辺から流されたボトルメールはそれを必要としているところに流れ着きます。
価値のある情報を書き続ける必要はありません。
継続的な読者を獲得する必要もありません。
そんなものはスゴい人たちに任せておきましょう。
とにかく書こうぜ!