Technology waits for no one.
テクノロジーは指数関数的に進歩する。
これがレイ・カーツワイルの主張で、ムーアの法則などがその根拠になっている。
そして、テクノロジーが指数関数的に進歩することによって、2045年頃にコンピュータが人類の能力の総和を超えるというのが技術的特異点という現象。
個人的に、この主張自体に関してはわりと賛同していて、そういった未来に対して明るい展望を抱いている。 もちろん、新しい技術によってもたらされる新しい問題もあるとは思うが、その点に関しても基本的には楽観的に捉えている。
ただ、テクノロジーが指数関数的に進歩する一方で、それを使う/受け入れる人類(社会、倫理、etc...)は指数関数的進歩なんて望むべくもなく、良くても線形関数、ヘタすると対数関数的な進歩しか望めないと感じている*1。
高度な技術が明るい未来をもたらせばもたらすほど、その光が落とす影は濃いものとなるのかもしれない。
*1:定数関数という可能性もw